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スタイルは一昼夜にしてみつからない。


今回ご紹介するのは、カロリーヌ・ド・メグレ。 最も有名なパリジェンヌのひとりです。 カロリーヌは、モデルや音楽プロデューサー等、多方面で世界的に活躍するパ リジェンヌでありファッションアイコン。 そのすらりとした姿勢、端正な顔立ち。 実際に言葉を交わすと、伝わってくる彼女の暖かさ。 クールな外見の内に秘めた、少女のように無邪気な心。 完璧じゃない自分を愛する、生粋のパリジェンヌです。 凛としたアティチュード。 それでいて周りの人を包み込むような柔らかな雰囲気を持った とても存在感のある女性。

そんな彼女に以前インタビューをさせていただいた際、とても素敵だと思った言葉があったのでご紹介します。 「スタイルや美の秘訣は、私自身でいるということ。自分の個性は、一昼夜では分からないけれど、見つかった 後はとっても簡単。自分のスタイルを見つける方法は、 例えば自分がどのように見られたいかとか、人は自分のことをどう見ているのかを学び、芯を作る。まさにそれがエフォートレスということだと思う。 例えば、私はクローゼットの中に、“これは絶対私を綺麗に見せてくれる”という一着を入れてある。気分の良い時も悪い時も、白いコットンシャツさえあれば、私はいつも自信が持てるのよ。 トレンドを追いかけ過ぎず、“私がトレンドを追いかけるというより、トレンドが私を追いかける”とイメージ して。それがスタイルとファッションの違いよ」 特に、日本人は流行やトレンドを追いかけることが大好きだと私は感じます。 トレンドを追いかけるのは全く悪いことではありません。 日本人は、本当にファッションに敏感で、ファッションを愛している人が多い国民だと思います。 ですが、自分のスタイルを持つことも大切。 ファッションの世界においてはとくに、トレンドの移り変わりはとてつもなく早い。 ファッションに敏感でないといけない私でさえ、ときにそのスピードに追いつかないときもあります。

私は毎シーズン流行やトレンドのアイテムをみなさんにご紹介するのがお仕事。

みなさんは、それを自分の中で噛み砕いて解釈し、

自分に似合うファッションを見つけほしいと思うのです。

けれど、タイトルにも書いたように、

自分に似合うファッションなんて一昼夜では見つかりません。 なんども試して、失敗して、そしてやっと見つかるものなのです。 自分が好きなものと、自分に似合うものは違ったりするので、友人や彼などに聞いてみるのもあり。 そうすることで、新しい発見があるかもしれませんね。

私の場合でいうと、 私は、イギリスの雑誌『Lula magazine』が大好きで、いつも素敵なインスピレーションをもらっています。 ですが同誌は、ドリーミングで愛らしい世界観を大切にしているためデイリー使いで参考になるファッションは正直なところありません。 ほとんど目の保養といいますか、インスピレーション源という感じに近い雑誌です。 雑誌ですから、夢を与えるのが役目ですものね。 なのでそれはそれとして、実際に着るファッションとは区別しています。 とはいえやはり『Lula magazine』のような世界観は大好きなので、できるだけロマンティックでフェミニニティを楽しめるお洋服を意識。 なので、私のファッションにおけるテーマは、「ロマンティック&シック」。 これにくわえて、なるべくロング&リーンでエレガントなシルエットを心がけるようにしています。 この答えに辿り着いたのは、今までたくさんのファッションを試して、自分の印象を客観的に友人に聞いたりしてきたから。 ここ1年ほどでやっとわかってきたことなのです。

カロリーヌの言う通り、自分に似合うスタイルは本当に一昼夜では見つかりません。 だから、ファッションって楽しいのですね! 何度も言うようですが、私はいつもトレンドのファッションやアイテムをみなさんにご紹介します(それが仕事なので)。 ですが、トレンドをうまく取り入れつつ、

みなさんは、みなさんに似合うファッションを見つけてほしいと心から願っています。 自分に自信がないという方やもっと自分に磨きをかけたいと願う全ての女性に、ファッションを通して自信を持ってもらいたい、いつもそう思って私は記事を執筆しています。 貴女に似合うファッションを、これから一緒に見つけていきましょう。

最後に…

こちらは、以前ランコム80周年の際、当時ミューズに就任したカロリーヌ・ド・メグレと、メイクアップクリエイティブディレクターに就任したリサ・エルドリッジへインタビューさせていただいた記事です。 よろしければご覧くださいね。

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