Catch the Trend
ハイブランドのコレクションは、
日本のファッションインダストリーにも影響を与えています。
何気なく買ったアイテムは、
例えばDiorやChanel、Chloéなど、
ハイエンドなブランドのコレクションで発表されたデザインが軸となっていることが多い。
今年は何が流行するんだろう?何を買えばいいの?
と毎シーズン悩む人も、
これを見ればトレンドが丸わかりです。
2016年秋冬トレンド
Chloé
1970年代、Moto-Guzzi 750 に乗りパリからアフガニスタンまで旅をしたフランス人ジャーナリスト、アン=フランス・ドートヴィルに着想を得たコレクション。
フェミニンなスタイルと、レザーパンツや大胆なレーシングストライプのトリムジャケットといったモダンなモトクロスアティテュードとの対比が興味深い今シーズン。
豪華に装飾や刺繍が施されたドレスとブラウスなどで、数シーズン前から見られるフォークロアなタッチを添えて。ジオメトリックなジャカードニットやパラシュートシルエットのコクーンケープが、ノマドな雰囲気をさらに強め、道なき道を旅する女性を称えているようです。
Valentino
パンク スパークリング バレエがテーマの2016年秋冬シーズン。
見ての通り、ちょっぴりパンチの効いたバレリーナがランウェイに華を添えました。クレープやチュチュのドレス、シフォンワンピース、アンクルストラップのバレリーナシューズなど、バレエダンサーが舞っているかのような繊細なコレクションは、大人の女性も参考になること間違い無し。
淡いベージュのワントーンコーデや、ランジェリーライクなトレンドを存分に取り入れて。
Céline
Stella McCartney
セリーヌは、フィット&フレアなシルエットを探求。たくさんのヴァリエーションで、フロントローのセレブリティたちを惹きつけました。
近年の主流でもあるノームコアなスタイルではありますが、アウターやスリーブレスワンピースは、腰で絞ったり、パンツはエレガントなラインで魅せたりと、いつも一歩先を行くセリーヌらしく、斬新な提案が数多く見られました。
さらに、今年らしいといえばロング×ロングなシルエット。重くなりすぎないバランスを学ぶなら、セリーヌのコレクションを早速checkして。
ヴィーガンで知られるステラ・マッカートニー。レザーやその他の動物の皮を使わないプロダクトで成功し動物愛護運動にも積極的な彼女の2016年秋冬シーズンは、「skin-freeskin」のクロップドボマーやフェザーフリーのアウターが目に付きました。
また、シェイプレスなシルエットも特徴的。アウター、スカート、パンツなどのロング&リーンな丈感が秋冬の気分を高揚させます。ジェンダーレスな中に漂う流れるようなフォルム感が、女性らしさを増幅させているよう。
エディ・キャンベルが履いているキュートなスワンがプリントされたパンツも、今シーズンのキーアイテムです。